熊野市内のクマノザクラ
クマノザクラは2018年、日本国内の野生の桜としては100年ぶりに新品種と森林総合研究所多摩森林科学園の勝木俊雄先生によって確認されました。
クマノザクラの特徴としては、咲く時期がヤマザクラやソメイヨシノよりも早い時期に咲きます。
一般的に2月~3月が見頃です。(ソメイヨシノは3月後半から4月初めごろ)
紀伊半島の南半分ぐらいの山間部に多く自生しています。
熊野市には、紀和町や育生町、神川町、五郷町、飛鳥町の山間部や海沿いにも自生しているクマノザクラが確認されています。
熊野市では、令和2年11月1日に新たにクマノザクラを『熊野の雄大な自然や明るい未来の象徴』として「市の花木」に追加指定されました。
◆クマノザクラマップ
🌸マークはおすすめ鑑賞スポットです
地図上のクマノザクラは、2021年2月現在までに、森林総合研究所多摩森林科学園でチーム長でクマノザクラの発見者でもあります勝木俊雄氏によって認定された熊野市内のクマノザクラです。
今後も調査を重ね、貴重なクマノザクラを守っていきます。
クマノザクラは、紀伊半島の南半分に多く自生していますが、他の桜と交配しやすく、クマノザクラとしての固有を存続していくには多くの方の協力が必要です。枝を勝手に切り取ったり、花を取ったりしないでください。また個人の敷地内の場合は勝手に入らずに敷地外からご覧ください。
🌸おすすめ鑑賞スポット一覧
●五郷町
五郷町桃崎(県道169号沿い駐車スペースあり)
●神川町
湯淵上(県道738号沿いのため駐車注意)
●育生町
尾川(大丹倉展望台近く)
赤倉 R52下 箱淵上
赤倉 札立トンネル(県道52号沿いのため駐車注意)
●紀和町
小川口スポーツ公園(公園入口に駐車スペースあり)
板屋ゲートボール場前(熊野市 紀和鉱山資料館駐車場からすぐ)
楊枝川・円通寺(板谷より県道780号を経由。丁寧に管理されている老木)
丸山千枚田(旧千枚田荘からすぐ下にある水道施設の横)
田平子峠(田平子峠より丸山千枚田方面へ、県道40号に出る手前)
長尾(紀和町に自生するクマノザクラのシンボルツリー。NTT西山電話交換所に向かって左)
小森ダム(ダム湖のほとりに咲くクマノザクラ)